- 2010/07/02 16:57

油画コースは、名称のとおり「油絵」を描きたい人が集まってくるところです。高校で、あるいは、いろいろな絵画研究所で油絵を描いている人が入学してきます。でも、最近は油絵を体験できる高校授業も少なくなっていることから、「これから描いてみたい」という油絵未経験の新入生もますます増えているのが現状です。基本的に油彩の基礎から応用までをしっかり勉強してもらえる環境を準備していますので、絵を描きたいと思う人は不安無くキャンバスに向かえると思います。また油絵だけでなく、さまざまな絵画表現の勉強をあらゆる角度と方法で指導し、4年次には教員のゼミによる指導体制で個人の能力を引き出します。
特徴と狙い
油画コースは、「絵画」を勉強する領域です。油彩の基礎を学ぶことは、「絵画」そのものを学ぶことです。油画に始まり油画に終わる「油絵ばか」の人生も誇り高いものですが、油画に始まりさまざまな芸術表現のそれぞれの高みをめざす精神を育むこととその具体化、つまり表現技術の向上をめざす教育を目標にしています。
特色のある授業紹介
- 「美術基礎 Ⅰ, Ⅱ」絵画表現の基礎を学んでもらう授業です。絵画の成り立ちを素材という切り口から勉強してもらうことがこの授業の最も大事なところです。「絵具は何で出来ているの?」「絵を何にどうやって描くの?」という今更聞けない基礎の勉強をします。素材を知ることは表現の可能性を知ること、可能性が広がれば、絵画はますます楽しくなります。
- 「油画 Ⅲ」本来絵画は自由に描くものです。人に言われて描くものではありません。この授業は自分を発見すること、素直な自分を正直に見つめることから始めます。それぞれのお気に入りの対象を準備し、まず描写します。そしてそこで見つけたさまざまなヒントを表現に発展させ、少しずつ自分の手法を発見するための授業です。
施設紹介
実習室と版工房
NC棟3階と4階が油画コースの基本的な施設です。NC309は油画コースの準備室。学生らの実習室は学年毎に分かれていて、卒業研究では実習室をブース形式にして、集中できる制作環境を用意しています。またNC406は版画制作のための工房になっており、銅版画や木版画、シルクスクリーンなどの実習を行います。
こういう人に来てほしい
- 「とにかく絵が描きたい」
- 「油絵が好きだ、絵を描いていると幸福だ」と思っている人はもちろんのこと、「絵は下手かもしれないが創造することを一生の仕事にしたい」と思っている人。
- 「油絵なんて描いたこと無いけどデッサンが楽しくて仕方ない」
- 「なんとなくゲイジュツカってかっこいいんじゃない」と思っている人たち。
理想の未来
油絵をはじめいろいろな創作活動を続ける人や、自分の表現手段や技術をもった人を育成することは、将来、日本の豊かな精神文化を築くことと考えています。それだけでなく、芸術を理解する「しなやかなこころ」を養う教育が、さまざまな困難に立ち向かい、自分の人生を切り拓いていくことの出来る人を育てると考えています。
京都造形芸術大学 芸術学部 美術工芸学科































